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Channel: 落合学(落合道人 Ochiai-Dojin)
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戦後すぐに撮られた近衛町の丘。

 おそらく、1950年(昭和25)前後に撮影されたとみられる西武線Click!を走る車両(2両編成)と、下落合東端の丘に連なる近衛町Click!の家々をとらえた写真が残っている。写っている丘の一帯は、二度の山手空襲Click!と敗戦まぎわの戦闘爆撃機による散発的な空襲からも運よく焼け残り、戦後もほぼそのままの姿をしていた近衛町の南端、学習院昭和寮Click!とその周辺の住宅街だ。...

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上戸塚の斜面が好きな横井礼以。

 下落合の南隣り、戸塚町上戸塚 (現・高田馬場4丁目)にアトリエをかまえた横井礼以Click!の作品に、1921年(大正10)に制作された『高田馬場郊外風景』という作品がある。同年に開催された、第8回二科展に出品された作品だ。...

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高田町の商店レポート1925年。(5)乾物屋

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高田町の商店レポート1925年。(6)漬物屋

 卒業を間近に控えた自由学園Click!高等科2年の渡邊巳代が訪れたのは、高田町Click!(現在のほぼ目白・雑司が谷・高田・西池袋・南池袋地域)のどこかで営業していた漬物屋だった。漬物屋が扱う商品は、若い主人によれば漬物に煮物、そして缶詰とだいたい3つの分野に分けられると彼女に教えている。...

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徳川篤守と大隈重信の娘茶摘み。

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佐伯家で飼われたニワトリの品種はなに?

 下落合661番地の佐伯祐三Click!が、庭で放し飼いにしていた採卵が目的のニワトリは、はたしてどのような品種だったのだろうか。のちに、佐伯が渡欧する際にニワトリを押しつけられた曾宮一念Click!によれば、全身が黒色の品種を7羽ほど飼っていたようなのだが、おそらくこれらのニワトリは佐伯アトリエの斜向かいにあった養鶏場Click!(のち中島邸Click!→早崎邸)から入手したものだろう。...

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高田町の商店レポート1925年。(7)豆腐屋

 いつだったか、下落合の目白文化村Click!を歩いていたら、豆腐の行商に出会ったことがある。あのプーッという、豆腐屋独特の懐かしいラッパを吹いていたが、乗っていたのはスクーターだった。近くの豆腐屋から、午後になると豆腐を入れた箱をうしろの荷台に載せ、近くの住宅街をまわっているのだろう。...

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高田町の商店レポート1925年。(8)酒屋

 「静に春雨の降る日の午後であつた」と文学的なフレーズではじまる、自由学園Click!高等科2年生だった菅沼きみが酒屋を訪ねたのは、1925年(大正14)2月27日(金)のことだったと思われる。彼女は「春雨」と書いているが、東京中央気象台Click!の記録によれば東京市街地では雪が降っていた。前日の木曜まで曇りだった空は、この日から崩れて雪や雨に変わったようだ。...

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神田川の空を彩る染物工房の記憶。

 この前、歳のせいなのか「Uber Eats」がとっさに出てこなくて、たぶん通じるだろうと思い「最近、よくウーパールーパーが走ってるのを見るね」といったら、相手はほんの少し笑いながら「外食や買い物に出ない人が多いんだよね」と答えてくれた。...

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誤植が多い文展・帝展の記念絵はがき。

 以前、pinkichさんからいただいた片多徳郎Click!の画集に掲載されている、長崎町の旧家の屋敷を描いた1934年(昭和9)制作の『郊外の春』Click!をご紹介したことがあった。片多徳郎が、名古屋で自裁する直前に描いたものとされ、実質上の遺作となった作品だ。同年秋に開催された、第15回帝展に遺作として出品されている。...

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佐伯祐三が学んだニワトリの飼育法。

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高田町の商店レポート1925年。(9)炭屋

 従来の商店インタビューClick!とは異なり、自由学園Click!高等科2年の石井輝子が訪ねた炭屋のレポートは、主人が質問に答えた言葉をそのままの形式で綴るのではなく、取材で解釈したり感じたり、観察したことを彼女自身の言葉で表現する文章となっている。したがって、主人の語り口は最小限のことしか書かれていない。...

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相馬邸や近衛邸に氷を配達した氷室。

 1926年(大正15)作成の「下落合事情明細図」Click!を参照していると、あちこちに製氷工場を見つけることができる。これは、落合地域に湧く水の質がよく、製氷事業には適していたからだろう。以前、田島橋の北詰めで営業していた目白製氷会社工場(のち同じ下落合の豊菱製氷会社Click!に買収)について書いたことがあった。...

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大正期のガーデニング用製品。

 以前、大正時代の住宅街に多く建ちはじめた、西洋館を掃除する新しい道具類Click!や、台所に普及しはじめた合理的な調理機器Click!、早大の山本忠興Click!が自宅にそろえていた家電製品Click!、水まわりでは地下水をくみ上げて水道と同じように利用する井戸ポンプClick!など、大正期の家庭で見かけるようになった機器類をご紹介している。...

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高田町の商店レポート1925年。(10)蕎麦屋

 自由学園Click!の高等等科2年だった、横山八重子が訪ねた蕎麦屋Click!は出前が中心の、今日的な表現ならデリバリーが主体の店だった。「高田町郊外」の、静かな街並みの中にポツンとあるような蕎麦屋だったので、ふたりの女中が運ぶいろいろな注文品を、ふたりの出前持ちが代わるがわる宅配しているような環境だった。やはり近所からの注文は、うどんよりも蕎麦のほうが圧倒的に多かった。...

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『新宿区史』の下落合写真1955年。

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『新宿区史』の上落合写真1955年。

 前回Click!につづき、1955年(昭和30)出版の『新宿区史』(新宿区役所)に収録された、今回は上落合の風景写真について撮影場所を特定してみよう。上落合は、二度にわたる山手空襲Click!により、ほぼ全域が焦土と化した街なので、戦後の新たな区画整理や道路敷設などにより、街並みがめまぐるしく変化している。...

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落合消費組合(城西消費組合)の記憶。

 大正期に入ると、東京では各地に今日の生協の基盤となる、生産者と消費者を直結する「消費者組合」が誕生している。落合地域でも、下落合を中心にそのような組織が活動していた。下落合の東部では落合家庭購買組合Click!が、中部では落合府営住宅Click!や目白文化村Click!を中心にした同志会Click!が、西部から上落合あるいは西落合にかけては落合消費組合(のち城西消費組合)が結成されていた。...

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高田町の商店レポート1925年。(11)菓子屋

 自由学園Click!高等科2年の奥村數子は、お菓子屋のガラス戸をガラリと開けて入った。さっそく「いらつしやいませ」と声がかかったが、相手が自由学園の女学生Click!による取材だとわかると、あからさまにイヤな顔をされたらしい。調査員の女学生がいつ顧客に、しかも近所のお得意になるかわからない……というような想像力は、この菓子屋の主人にはなかったようだ。...

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大谷石が集積された宅地造成工事現場。

 2021年度にオープンを予定している大阪中之島美術館へ収蔵予定の作品に、佐伯祐三Click!の「下落合風景」シリーズClick!の1作で水彩画の『目白の風景』があるのを、pinkichさんよりご教示いただいた。欧州滞在中の作品Click!ならともかく、佐伯の水彩画はめずらしいのでさっそく取り上げてみたい。...

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