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Channel: 落合学(落合道人 Ochiai-Dojin)
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ようやく見つけた一枚岩(ひとまたぎ)の写真。

 江戸期から神田川の名所のひとつだった一枚岩Click!を、わたしは「いちまいいわ」と読みそう呼んでいたが、地元では一枚岩と書いて「ひとまたぎ」と読み、また大正期までそう通称されていたようだ。取材不足で、とても恥ずかしい。...

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1954年(昭和29)の新宿区勢要覧。

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富永哲夫博士による家庭衛生の常識。(8)

 現在は貸家や貸室が空くと、次の入居者のために汚れ落としや見栄えをよするリフォームを行なったり、衛生管理のうえでもハウスクリーニングを実施するのがあたりまえになった。でも、昭和初期の当時は、前入居者が残していったゴミや室内の汚れを、次の入居者が清掃するのが当然のように行われている。だから、室内の衛生管理も入居予定者の大きな課題のひとつとなっていた。...

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吉行エイスケと結婚した原因はパンデミック。

 昨年(2021年)の5月、日本経済新聞の『私の履歴書』に女優の吉行和子が、1ヶ月間にわたって吉行一家のことや仕事の思い出を執筆している。その過程で、上落合にあったとみられる吉行あぐりが経営したバー「あざみ」Click!の話が、母親か兄の淳之介あたりから聞かされた逸話として登場するかと期待したが、残念ながら東京での生活はすぐに美容院時代のエピソードへと推移してしまった。...

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龍胆寺雄の「目白会館」を再度考える。

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「怪談興行」や「グロ週間」もある公楽キネマ。(上)

 上落合521番地で営業していた映画館「公楽キネマ」Click!では、どのような映画が上映されていたのだろうか。以前、長崎町のバス通りにオープンしていた洛西館Click!(のち目白松竹館)の上映作品を、同館で発行していたパンフレットClick!とともにご紹介していた。同館では、松竹蒲田や松竹大船で撮影された作品を上映していたが、公楽キネマは東京宝塚映画(現・東宝)系の作品を上映している。...

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「怪談興行」や「グロ週間」もある公楽キネマ。(下)

 時代劇ばかり制作されると、主演は必然的に刀を振りまわす男優の起用が多くなる。上映された53作品のうち、女優が看板主演しているのは、『女彌次喜多』の五味國枝と『怪談両國花火供養』の琴糸路、『江戸姿紫頭巾』の原駒子、そして『怪談くりから峠』の鈴木澄子のわずか4本にすぎない。原駒子は、別の作品にもしばしば出演しているので、当時はかなり人気があった女優なのだろう。...

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古墳の盗掘がそのまま伝承されたタタリ譚。

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1962年(昭和37)の新宿区勢要覧。

 1955年(昭和30)に出版された、いちばん最初の『新宿区史』Click!(新宿区役所)の以前に記録された新宿区全体の情報はめずらしく、先に1954年(昭和29)に発行された『新宿区勢要覧』Click!をご紹介していた。今回は、それから8年後の1962年(昭和37)に発行された『新宿区勢要覧』と、同冊子に添付された1962年(昭和37)発行の「新宿区広報」4月20日号をご紹介したい。...

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21世紀には「寺じまい」が加速する。

 これまで、東京地方にいた仏教の坊主Click!たちが、空襲が予想されるようになった1944年(昭和19)暮れあたりから1945年(昭和20)のはじめにかけて、檀家(信者)も堂宇も、寺の本尊も墓地(仏)も、法事も日々の勤行も、なにもかもいっさいがっさい放りだして、次々に東京から逃げていった経緯を何度か悪しざまに書いてきた。...

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落合には37基の古墳が記録されている。(上)

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落合には37基の古墳が記録されている。(下)

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下落合を描いた画家たち・鳥居敏文。

 鳥居敏文は1931年(昭和6)に、東京外国語学校(現・東京外語大学)のドイツ語科を卒業すると、翌年にはヨーロッパにわたっている。ドイツやオランダ、ソ連、イタリア、ギリシャ、スペイン、イギリスなどを周遊したあと、1932年(昭和7)にはパリに定住している。そして、グランド・ショーミエールClick!の教室で油絵を習い、つづいてパリに滞在中だった林武Click!のアトリエに通って師事している。...

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ネコを「虎」と強弁する大橋の見世物小屋。

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「前方後円墳風な地形」の月見岡八幡社。

 旧・八幡通りClick!に面していた、1962年(昭和37)に現在地へ遷座する以前の月見岡八幡社の境内は、大正期から宮司をつとめていた守谷源次郎Click!によれば「前方後円墳風な地形」をしていたと記している。そう書かれているのは、1980年(昭和55)に出版された守谷源次郎・著/守谷譲・編『移利行久影(うつりゆくかげ)』(非売品)だ。...

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18年間に読まれた記事ベスト20。

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「心霊相談」と「事故物件」に寺はどう向きあうか。

 初めて「月刊住職」Click!(興山舎)という“寺院住職実務情報誌”を読んだのだけれど、これがけっこう読みでがあって面白い。加門七海Click!の『門前でうろうろする』というエッセイが気になって手にしたのだが、ほかの記事も面白くてついつい読んでしまう。日本の仏教寺院が置かれている状況が、手にとるようにわかるからだ。...

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佐々木喜善と森口多里の「馬鹿婿噺」。

 森口多里Click!といえば、拙サイトでは美術関連の記事Click!に登場している。佐伯祐三Click!の第1次渡仏時には、同じ「香取丸」に乗りあわせ木下勝治郎Click!らと交流していた様子が伝えられている。だが、美術史家や美術評論家、ときに建築評論家としての活動のほかに、もうひとつあまり目立たないが民俗学研究者としての顔がある。...

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旧・八幡通り沿いに展開していた風景。(上)

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旧・八幡通り沿いに展開していた風景。(下)

 にぎやかな商店街Click!が、旧・八幡通りClick!沿いに形成されていた昭和初期のころ、月見岡八幡社Click!の祭礼には住民たちが大勢集まっていただろう。神輿や山車は、旧・八幡通りを起点に各町内を巡行し、再び同社の前に集合していたにちがいない。旧・八幡通りの商店街でも、祭礼の日には提灯や飾りつけが華やかだった様子を想像できる。...

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